植え込み型ペースメーカー

術前チェック事項

1. 原疾患

 1-1. SSS : AAI or DDD

 1-2. AV block : VVI or VVD, DDD 

 1-3. 徐脈性AF : 心室のみにリード。VVI

 1-4. HOCM : VDD or DDD

2. 心機能

3. ペースメーカーの型式とMode

4. ジェネレーターの位置

5. 術中使用機器 

 5-1. モノポーラー?バイポーラー? モノポーラーは出来限り出力を下げる。10sec以上使用しない。

 5-2. CVや肺動脈カテーテルを入れるか?機械的干渉に注意が必要となる。特に肺動脈カテーテルは、バルーンが破れる可能性やペースメーカーリードがずれる可能性があるので、入れないことも積極的に考慮する。

6. 術野の位置:ジェネレーターとの距離をチェック。対極板はなるべく術野の近くに。ペースメーカーとは15cm以上離す。

7. 術中体位:術中、ジェネレーターにアクセスできる?


術中設定

1. 心拍動がPMにどの程度依存しているかをチェック。

2. 原疾患と術中の操作などに合わせてモードを変更またはそのまま。

 VVIやAAIやDDDの変更をしなくてはいけない場合の例。

 例2-1. SSS:一旦、AAIにしてみて、AVblockを伴うかチェックする。

 AV blockがなく、PM依存で自己脈≦50bpm → AOO70-80 (速めレート)

 AV blockがあって、PM依存 → VOO or DOO 70-80 (速めレート)

 例2-2. AV block → DOO or VOO

 例2-3. 徐脈性AF → VOO

 緊急時には、非同期・固定レートのマグネットモードというのがある。設定は、製造会社や型式により異なる。

3. ECG波形だけでなく、SpO2やA-lineで脈圧があるかを確認。


手術終了時

ペースメーカの故障がないか?

閾値が変化していないか?

モードを戻す。




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