感染瘤

ポイント

・感染瘤は、感染の影響で血管の透過性が上昇している。そのため、血管内Volumeが逃げやすい。晶質液だけでは逃げていく可能性がある。

・細かい血管が発達しているため、じわじわ出血が多い。

・感染なのでできればセルセーバー血を使用したくない。輸血製剤のオーダー。


症例:TEVER、EVER後の腹部感染瘤

予定術式:感染部位のステント抜去&人工血管置換術

検討事項

・大動脈クランプ位置 腎動脈上?下? 腎動脈上の場合は腎保護灌流する?

・分枝再建する?

・TEVERはLSCAにかかっているか?LSCAが塞栓またはデブランチされているか?A-lineをどこで採る?

・胸部にもかかる可能性があるか?つまり、分離肺換気のスタンバイをした方が良いか?

・輸血製剤の量


準備

Volume-line (私はVascular Access)、A-line、必要ならばダブルルーメンチューブ

普通の麻酔の準備、昇圧剤、降圧剤、ヘパリン


手順

腹部正中切開

動脈瘤の剥離と腰動脈などの分枝の結紮

動脈瘤の中枢側、末梢側にテーピング

ヘパリン化

中枢側クランプ(sBP<100にしておく)

末梢側クランプ

動脈瘤切開 (結紮していない腰動脈から出血するので出血に備える)

ステント抜去

中枢側吻合

デブリ除去のための瀉血

片側の末梢側吻合

デクランプ

クランプ中の代謝産物が流れてくるので、pH, Lac, K, etCO2を適宜チェック。

もう片側の末梢側吻合

デクランプ

プロタミン&止血

腹直筋鞘ブロックを術野で。

閉腹


術後指示

sBP 90-140, Hb>9



ANESTH info

麻酔、主に心臓麻酔に関して、自分が学んだこと経験したことをシェアします。

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